来神
らいしん
名詞
標準
文例 · 用例
三千代は元来神経質の女であつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
三千代は元来神経質の女であった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
性来神や仏といふものを嫌つてゐる私は、この神仏押売人の撃退策を、平素から妻に教へこんでゐた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
その理由とする所は、「一は我が国には古来神道があり天神地祇を祭つてあるから、蕃神を祭れば、神の怒りに触れる」と云ふのであり、一は、「他国が既に仏像を礼拝してゐるのに、我が国独り反対する要はない」と云ふのであつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
拙見をもってすれば、従来神恩を戴き神社の蔭で衣食し来たりし無数の神職のうち、合祀の不法を諤議せるは、全国にただ一人あるのみ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
古来神殿に宿して霊夢を感ぜしといい、神社に参拝して迷妄を闢きしというは、あたかも古欧州の神社神林に詣でて、哲士も愚夫もその感化を受くること大なるを言えるに同じ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
元来神葬祭のことは中世否定の気運と共に生まれた復古運動のあらわれの一つで、最も早くその根本問題に目を着け、またその許しを公に得たものは、士籍にあっては豊後岡藩の小川|弥右衛門、地下人(平民)にあっては伊那小野村の庄屋倉沢|義髄をはじめとする。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
古来神の存在を証明するに種々の議論がある。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫