甚妙
じんみょう
形容動詞
標準
文例 · 用例
曰く、「矢筈草俗に現の証拠といふこの草をとりみそ汁にて食する時は痢病に甚妙なり又|瘧病及び疫病等にも甚|効あり云々」。
— 永井荷風 『矢はずぐさ』 青空文庫
世に豪奢を誇つた香以が、晩年落魄の感慨を托するに破芭蕉を択んだのは甚妙である。
— 永井荷風 『枯葉の記』 青空文庫
●又近頃或る高官の説として伝ふる所を聞くに、故広瀬中佐の武勲を表彰せんが為、奨学金を募りて海軍大学の優等生に与へ、以て中佐の名誉を不窮に伝へなば甚妙ならんとの事であるが、此海軍大学なるもの、則ち戦争に関する技術を練習する学校が、果して永遠に持続すべきもの乎、持続さゝねばならぬもの乎。
— 大石誠之助 『外交の後援』 青空文庫