名をなす
なをなす
表現動詞-五段-サ行
標準
to become famous
文例 · 用例
名をなすために排日宣伝を仕事とする者もあった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その顔のすぐ横にある赤い小さな短冊の中には中村|珊玉という四文字が書いてありましたので、あなたのお父様が御改名をなすったことを存じませぬ私は、別の人かしらんとチョット思ったので御座いました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
碌々として、只事なからんことばかりを期し、親の財産の番でもして生涯を終る者ならばいざ知らず、一代で名をなす男女の生涯は、その人たちの属す社会層によって或る基本的な違いはあるが、それぞれの意味で、強烈な生活力の横溢である。
— 宮本百合子 『花のたより』 青空文庫
中年での疲労 若くて田舎から出、金になる原稿、名をなす為の原稿と三日四日徹夜しても平気で仕事をした女、二十七八になり、やっとこれからが楽しみというときにつかれが出、頭や手がしびれ仕事どころでない。
— 宮本百合子 『一九二五年より一九二七年一月まで』 青空文庫
おたがいに非常に神経質で頑固で、そうして嫉妬心を十分にもちあっていた彼等は、名をなす前に、心から愛しあうよりはむしろ、心から憎みあっていた。
— 浜尾四郎 『黄昏の告白』 青空文庫
労働は神聖なり、誰かがおだてて貧乏人にこんな美名をなすりつける。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
桜井さんは、どういう相を根拠にされたのか知りませんが、四十までウダツがあがらず、四十台でともかく名をなす、という点は、その通りでした。
— その八 安吾愛妻物語 『安吾人生案内』 青空文庫
もっとも、祖先の看板ばかり削って食っていたのでは、たとえどんなに厚い看板でも、だんだん削り取られて薄くなってしまいますから、そう長く生きるわけには行きませんが、ともかく、後世まで名をなすような祖先を持った料理屋は長くその徳に与かります。
— 北大路魯山人 『食器は料理のきもの』 青空文庫
作例 · 標準
苦節二十年、ようやく小説家として名をなすことができ、感慨もひとしおだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
都会へ出て一旗揚げ、実業家として名をなすまで故郷には帰らないと決めている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
芸術の都パリで修行を積み、画家として見事に名をなした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview