売僧
まいす
名詞
標準
corrupt monk
文例 · 用例
「ところが違わない」「違わないことがあるものか、ちがわないと云うなら、お前さんは、邸の名を騙る売僧じゃ」 用人は憤りだした。
— 田中貢太郎 『貧乏神物語』 青空文庫
「売僧、その袖の首は、何としたものじゃ、僧侶の身にあるまじき曲事、有体に申せばよし、偽り申すとためにならぬぞ」 怪量は役人を見て笑った。
— 田中貢太郎 『轆轤首』 青空文庫
「売僧、そのような無稽な申し立て、此処では通らぬぞ、察するにその方、僧侶の身にあるまじき殺生を犯した故、死者の妄執晴れやらず、それへ止まっておるに相違あるまい、処の法に照らして所刑する」「いや待たれい」 その時まで控席に黙々としていた年老いた役人が進み出た。
— 田中貢太郎 『轆轤首』 青空文庫
彼が再びこの店先に立たないのをみると、やはりそれは真実の予言で、彼は夫がひと口に貶してしまったような商売ずくの卑しい売僧ではないと思われた。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
何がな金にせんと目論み、一つの鐘に二つまで瑕の由来を作った売僧輩の所行微笑の至りだが、欧州の耶蘇寺にも、愚昧な善男女を宛て込んで、何とも沙汰の限りな聖蹟霊宝を、捏造保在した事無数だ。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
禅は思想上のキューリオ、精神上の催眠剤であって、今日の紛糾錯綜入乱れた文化の葛藤を解決し制馭する威力のないものであるというのが二葉亭の禅に対する断案で、何かの茶咄のついでに一休は売僧、白隠は落語家、桃水和尚はモーズレーの研究資料だと茶かした事があった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
わたしの念日様が嘘を言う気づかいござりませぬゆえ、本当のことに相違ござりませぬ」「売僧めッ、よくも化かしおッたなッ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
「売僧、ちん鴨の座興にしては折檻が過ぎようぞ、眉間傷が夜鳴き致して見参じゃ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
高額な祈祷料を要求し、豪遊を繰り返すその僧侶は、近隣住民から売僧と蔑まれていた。
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仏の道を説きながら裏で悪事を働く売僧のような輩に、先祖の供養を任せるわけにはいかない。
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かつての清廉な寺院も、今や金儲け主義の売僧たちの巣窟と化してしまった。
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標準
liar
作例 · 標準
彼は調子の良いことばかり言うが、その正体は人を騙して私腹を肥やす売僧だ。
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あの男の言うことを信じてはいけない、口を開けば嘘ばかりつく売僧なのだから。
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投資詐欺の首謀者は、一見誠実そうな顔をした稀代の売僧であった。
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