つかず離れず
つかずはなれず
表現副詞名詞-の形容詞
標準
maintaining a reasonable distance
文例 · 用例
蒋生ニタリとなり、つかず離れず尾之、とある工合が、彼の地の事で、婦の乘つたは牛車に相違ない。
— 泉鏡太郎 『麥搗』 青空文庫
……つくりものの幽霊を真中に、小按摩と連立って、お桂さんが白木の両ぐりを町に鳴すと、既に、まばらに、消えたのもあり、消えそうなのもある、軒提灯の蔭を、つかず離れず、欣七郎が護って行く。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
処が佐渡以来、全く偶然なめぐり合わせで、つかず離れず行を共にしていた例の女学生上りの一行が、又々隣りの車に乗っているのである。
— 戸坂潤 『『唯研ニュース』』 青空文庫
一貫して、つかず離れずで、世間体というだけの男だった。
— 小栗虫太郎 『方子と末起』 青空文庫
つかず離れずにしていたイシカリ川にそこで別れ、古い堀に導かれるのである。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
古くから、この青草は、身体とつかず離れずの関係にあつて、それが蓑の形にもなつて居るのだ。
— 折口信夫 『偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道』 青空文庫
そこでサ、おめえサン方は、性のいいゴム鞠のようにふくれあがって、岩壁のすぐそばを足で舵をとりながら、つかず離れず、って工合に、そろそろゆっくりと登って行くんだ。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
あさくさ瓦町の家から、泰軒、栄三郎をつけて来た弥生と豆太郎、つかず離れず見え隠れにこの別当金剛院のお庭へはいりこんで、ふと気がつくと、今まで先方をズンズン歩いていた栄三郎と泰軒が仔細ありげにぴたッと足をとめているから、こっちもあわてて樹陰の闇黒に身をひそめてじっとようすをうかがうと――。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
二人は結婚してからも、互いの自由を尊重する「つかず離れず」の距離感を保っている。
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ビジネスパートナーとは、密接すぎず疎遠すぎない「つかず離れず」の関係が望ましい。
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野良猫が、こちらを警戒しながらも「つかず離れず」の距離でついてくる。
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