とべ
とべ
名詞
標準
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文例 · 用例
枕上の小卓の上に大型の扁平なピストルが斜めに横たわり、そのわきの水飲みコップの、底にも器壁にも、白い粉薬らしいものがべとべとに着いているのが目についた。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
とうとうつかまって顔といわず着物といわずべとべとの腐泥を塗られてげらげら笑っている三十男の意気地なさをまざまざと眼底に刻みつけられたのは、誠に得難い教訓であった。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
ハムとべーコンを食って作った血だ。
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
そのうちに、古いほうの靴のゴム底ができて来て、試みにそれをはいて歩いてみると、なるほど踏みごこちは柔らかいが、今度はあまり柔らか過ぎて、べとべとした餅の上でも歩くような気がする。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
いったいに、この季節には、べとべと、噎せるほどの体臭がある。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
そこで四人は足のさきからだんだん腐れてべとべとになり、ある日たうとう雨に流れてしまひました。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
そこで四人は足のさきからだんだん腐れてべとべとになり、ある日とうとう雨に流れてしまいました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
頸と言わず、肩と言わず、降りかかって来ましたが、手を当てる、とべとりとして粘る。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
短距離走の練習でいつも「とべ」になってしまうので、彼は悔しがっていた。
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最下位を意味する「とべ」になっても、彼は最後まで笑顔でゴールした。
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「とべ」の罰ゲームとして、放課後に教室の掃除を担当することになった。
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