諸都
しょと
名詞
標準
文例 · 用例
その程度は日本の諸都市中で最もみじめな部分に属するほどであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ギリシアの諸都市が、奴隷をもってその繁栄の基礎をなす生産労役をさせていたという現実が、この微妙な自由における矛盾の心理的根拠となっている。
— ――歴史・伝記について―― 『なぜ、それはそうであったか』 青空文庫
ケプラーの時代の大波瀾は、一年としてドイツの諸都・市を平安にしていなかったのが年表を見て分ります。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
十七八世紀にヨーロッパの諸都市で流行した。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
北支那の諸都會は最早之に對抗し得なかつた。
— 桑原隲藏 『歴史上より觀たる南支那の開發』 青空文庫
これよりさき西洋の中世において、丘陵の上に巍峨たる石造の山城が構築されたものや、諸都市における教会の建造物など、ゴシック式の建築がしきりに造られ、ずいぶん美観の称すべきものがある。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
当市滞留は一週間にして、その間、ウォータールー古戦場およびオランダ諸都を巡見す。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
又之を假托説とするも、それにしても會津の名稱は、書紀編述時代に既に知られて居るから、今日奧州にある諸都市よりも遙かに古るいこと明かである。
— 原勝郎 『日本史上の奧州』 青空文庫