銀猫
ぎんねこ
名詞
標準
文例 · 用例
加奈子は巴里で観たスペインの歌姫、ラケレメレエが銀猫の感じの美人だって憧れてんのよ。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
銀猫をなげうち、愛着のきづなを斷ち、あはれ芭蕉の破れ易きをいたみ、蜉蝣のあだなるをかなしまれしといふは、誰のことでござりまするか。
— 島崎藤村 『山家ものがたり』 青空文庫
大阪出の古手屋八郎兵衛・紙屋治兵衛を銀猫おつまや、佃島心中などに捏ね上げ、其から逆に、古八・紙治迄も、江戸にも別に存在してゐた様に説く、通人考証家の多かつた江戸であるから、助六・意休などの類名のもでる実在説は、一切眉唾物である。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
――晝三の太夫なんて贅は望まないが、せめて金猫銀猫とか、櫓下へ行くでもとか――」 ガラツ八は無暗に唾を吐き散らします。
— 刑場の花嫁 『錢形平次捕物控』 青空文庫
――昼三の太夫なんて贅は望まないが、せめて金猫銀猫とか、櫓下へ行くでもとか――」 ガラッ八は無暗に唾を吐き散らします。
— 刑場の花嫁 『銭形平次捕物控』 青空文庫