歌作
かさく
名詞
標準
文例 · 用例
勿論かういふことは、一々の短歌作品、一々の俳句作品に就いてそつくりそのまま当箝まることではないけれども、夫々の様式を規範的に観た場合そのやうに言ふことは先づ間違ひない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
私としては、従来のものを一新しようといふ新短歌作者等が、どうしていつそ寛闊な様式――新体詩様式に到らないのか寧ろ不思議である。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
これは自作に違いない、侍従がおれば筆を入れるところなのだが、そのほかには先生はないのだからと思うと、その人の歌作に苦心をする様子が想像されておかしくて、「もったいない貴婦人と言わなければならないのかもしれない」 と言いながら源氏は微笑して手紙と贈り物の箱をながめていた。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
頃日は拿破里に往きて、客に題をたまはりて、即座に歌作りて謳はんと志したり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
これは短歌作品のみならず他の詩歌にも禍した。
— 北原白秋 『黒檜』 青空文庫
正しいが、それは歌作上の根本義であると云ふだけで、それだけではまだ初歩だと考へる。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
尤も三年には歌作乏し。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
聯隊長と、作歌作曲の兩者は北面す。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫