合わせ鏡
あわせかがみ
名詞
標準
opposite mirrors
文例 · 用例
八、合わせ鏡 一九二六―一九三三(昭和初頭)「ひろ子はいつものように弟の寝ている蒲団の裾をまくりあげた隙間で、朝飯をたべた。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
いま一の絃をしめて、私調子を合わせたばかりのところでございますわ」 と華奢な指に、一筋髪を摘まんで、輪になったそれを解しながら、「ではいっそのこと、合わせ鏡をしたら……。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
合わせ鏡 冬らしくもない陽がカッと照りつけて、こうして日向に出ていると、どうかすると汗ばむくらいだ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
おん前に……」 洒落たやつで、仇名のとおりに、櫛まきにとりあげた髪を、合わせ鏡にうつして見ながら、立て膝のまま口のなかでうたいだしたのは、長唄|末広がりの一節――。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
芸術家生活の小さい合わせ鏡。
— 宮本百合子 『シナーニ書店のベンチ』 青空文庫
この小さい、あらゆる点でチェホフらしい生活の合わせ鏡を、現在オリガ・クニッペルはどんな心持で手にとるだろうか。
— 宮本百合子 『シナーニ書店のベンチ』 青空文庫
ヤルタは彼女の手にある合わせ鏡の裡に遺る名だ。
— 宮本百合子 『シナーニ書店のベンチ』 青空文庫
あるいは、今度は霧の渦の中で当惑するような分身の術を発揮し、百もの亡霊めいた自我達に分裂し、詩人自身を――その姿を物腰を外観を願望を――映す合わせ鏡の像となって、互いに折り重なり――遍在するこれらのグロテスクな姿は狂気のように膨れ上がり、熱に魘された夢に現れるゴブリンの如くなっていたのです。
— 時代を超えた童話 『夕映えのむこうの国』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日合わせ鏡について考えている。
合わせ鏡という言葉は日本語で重要だ。
彼は合わせ鏡の意味を理解している。
この文には合わせ鏡が含まれている。
ウィキペディア
合わせ鏡(あわせかがみ)とは、2枚の鏡を合わせる(向かい合わせに配置する)ことである。
出典: 合わせ鏡 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0