数取り
かずとり
名詞動詞-サ変
標準
counting
文例 · 用例
百万遍の数取りのように、一同ぐるりと輪になって、じりじりと膝を寄せると、千倉ヶ沖の海坊主、花和尚の大きな影が幕をはびこるのを張合いにして、がんばり入道、ずばい坊、鬼火、怪火、陰火の数々。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
南無身延様、三百六十四段、南無身延様、三百六十五段……」 もう一息で、頂上の境内という処だから、団扇太鼓もだらりと下げて、音も立てず、千箇寺参りの五十男が、口で石段の数取りをしながら、顔色も青く喘ぎ喘ぎ上るのを――下山の間際に視たことがある。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
土地の訛りの、にいと云う弖爾波が、数珠の数取りの珠のように、単調にしゃべっている詞の間々に、はっきりと聞こえる。
— 森鴎外 『蛇』 青空文庫
――お百度、百万遍、丑の時参……ま、何とも、カーン、添水の音を数取りに、真夜中でした。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
漁夫たちは吉例のように会社の数取り人に対して何かと故障を言いたててわめく。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
京子は、倭文子の代りに数取りの札を計算して、皆に三百点ずつ渡し、自分も取った。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
コーンコンという象牙球の音、眠そうなそれでも澄んだ数取りの声、明るい静かな広間、その中に凡てがいい気持に落着いていって、ハバナの煙の上から、阿亀の面がにこやかに見下していた。
— 豊島与志雄 『阿亀』 青空文庫
地方銀行も多数取り付け騒ぎがあった。
— A BUBBLE BURST 『バブル崩壊』 青空文庫
作例 · 標準
運動会の入場行進で、先生が子供たちの数取りをしていた。
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イベント会場の入り口で、来場者の数取りを行う係が配置された。
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棚卸しの日は、商品を一つずつ丁寧に数取りする作業に追われる。
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「はい、みんな座ったかな?それじゃあ、数取りするよ!」
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