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麹室

こうじむろ
名詞
1
標準
room for producing kōji
文例 · 用例
寝苦しい、麹室のようなムンムンする、プロレタリアの群居街でも、すっかりシーンと眠っていた。
葉山嘉樹 生爪を剥ぐ 青空文庫
奥の方には二十石入の酒樽が十五本ばかりずらっとならび横には麹室らしい別の室さへあったのだ。
宮沢賢治 税務署長の冒険 青空文庫
麹室の中へ縛られたような何ともいわれぬ厭な気持で、しばらくは我慢をもしましたそうな。
泉鏡花 政談十二社 青空文庫
泣いても泣いても涙は尽きぬ、勘平さんが死んだ、勘平さんが死んだ、わかい奇麗な勘平さんが腹切つた……おかるはうらわかい男のにほひを忍んで泣く、麹室に玉葱の咽せるやうな強い刺戟だつたと思ふ。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
梅雨期には、滅茶苦茶に照って、体中の水気を焙り出してしまうほど暑く、土用に入ってから、ジトジト降ったり、涼し過ぎたり、麹室の中みたいに暗くて蒸し暑く息苦しかったりした。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
麹室のなかによく弄んだ骨牌の女王のなつかしさはいふまでもない。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
“SORI-BATTEN!”麹室の長い冬のむしあつさ、そのなかに黒い小猫を抱いて忍び込み、皆して骨牌をひく、黄色い女王の感じ。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
その名のとおり、麹室のもやし豆のようにどこもかしこもひょろりと間のびがしていて、浅黒い蔭干面が、鷺のようにいやにひょろ長い首のうえにのっかっている。
咸臨丸受取 顎十郎捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
杜氏たちは蒸し上がった米を麹室に運び込み、丁寧に麹菌を振りかけた。
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麹室の中は、麹菌が活発に働くよう高温多湿に保たれている。
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蔵人は真夜中にも麹室へ入り、米の温度が適切かどうかを確認する。
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