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朧朦

ろうもう
名詞
1
標準
文例 · 用例
其有耶無耶になつた腦裏に、猶朧朦氣に見た、月の光に輝し出されたる、黒い影のやうな此の室の人々こそ、何年と云ふ事は無く、恁る憂目に遭はされつゝ有りしかと、堪へ難き恐しさは電の如く心の中に閃き渡つて、二十|有餘年の間、奈何して自分は是を知らざりしか、知らんとは爲ざりしか。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六號室 青空文庫
その有耶無耶になった脳裡に、なお朧朦気に見た、月の光に輝し出されたる、黒い影のようなこの室の人々こそ、何年と云うことは無く、かかる憂目に遭わされつつありしかと、堪え難き恐しさは電の如く心の中に閃き渡って、二十|有余年の間、どうして自分はこれを知らざりしか、知らんとはせざりしか。
アントン・チエホフ Anton Chekhov 六号室 青空文庫