衛戍
えいじゅ
名詞
標準
garrison
文例 · 用例
その後柳樹屯の衛戍病院とかに行つたさうだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
二年兵になって暫らく衛戍病院で勤務して、それからシベリアへ派遣されたのであった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
「衛戍病院」はさし絵の味が勝っている。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
オペラの開幕は八時だから今はまだその広い入口の敷石に衛戍の兵士が派手な制服で退屈な立番の足を踏み代えているだけである。
— 岡本かの子 『オペラの辻』 青空文庫
この顔が――くどいようだが――楊貴妃の上へ押並んで振向いて、「二十だ……鼬だ……べべべべ、べい――」 四 ここに、第九師団|衛戍病院の白い分院がある。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
前は軍医、後は私、二台の車が前後して走るうちに、三宅坂上の陸軍|衛戍病院の前に来かかった時、前の車夫は突然に梶棒を右へ向けた。
— 岡本綺堂 『御堀端三題』 青空文庫
今日と違って、その当時の衛戍病院の入口は、往来よりも少しく高い所にあって、差したる勾配でもないが一種の坂路をなしていた。
— 岡本綺堂 『御堀端三題』 青空文庫
ワルシャワの衛戍隊であったイワノウィッチの連隊も、戦場へ送られる日を待っていた。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
作例 · 標準
国境近くの要塞には、常に兵士が衛戍についている。
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かつてこの地には、重要な街道を守るための衛戍部隊が置かれていた。
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衛戍の任を解かれ、故郷へ帰る兵士たちの顔には安堵の色が浮かんでいた。
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