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売り渡し

うりわたし
名詞頻度ランク #28100 · 青空 3
1
標準
sale
文例 · 用例
――店の跡を譲った人も素性はよし(もちろん売り渡したのだが)安心して引込めますよ。
岡本かの子 巴里の秋 青空文庫
最初会社側では相場が分らぬまゝに、二束三文で売り渡した。
織田作之助 俗臭 青空文庫
この土地を英国人に売り渡した柔仏の朱丹は、ラッフルスから受取った六十万弗の中から二十万弗を同種族のものに分配して、残る十万弗で自分の墳墓を作った。
岡本綺堂 マレー俳優の死 青空文庫
米屋は前にいったような事情で、わたしの家を昔の持主から譲りうけて、更にそれをわたしの父に売り渡したのである。
岡本綺堂 青空文庫
彼らの話がわかる程度に意識も聴力も戻ると、聞こえてくるのは、我が戦友、つまり私に進路を示した当の男が現地人のしもべを使って私を敵の手中へと売り渡したということだった。
THE CROOKED MAN 曲れる者 青空文庫
お杉は女のことであり、且つ直接の罪人でないから、あるいは処払いぐらいで済むかも知れないが、一旦その鷹を捕えながら更に他へ売り渡した吉見仙三郎は、不埒重々とあってどうしても死罪である。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
彼に対する面当てに、自分のからだを次郎左衛門に売り渡してしまおうと決心した。
岡本綺堂 籠釣瓶 青空文庫
この山々の見ゆる限りはすべてC―家の所有である、平地に均らして五里四方の上に出ている、そしてC―家は昨年この山の木を或る製紙会社に売り渡した、代価四十五万円、伐採期間四十五個年間、一年に一万円ずつ伐り出す割に当り、現にこの辺に入り込んで伐り出しに従事している人夫が百二三十人に及んでいる事などを。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
作例 · 標準
例句