横好き
よこずき
名詞
標準
being very enthusiastic about something but not being good at it
文例 · 用例
「今日はそうは負けませんよ」 主翁はひどく碁が好きであったが、それは所謂る下手の横好きで、四|目も五目も置かなければならなかった。
— 田中貢太郎 『竈の中の顔』 青空文庫
にしてしまって、下手の横好きという俗諺の通りに、私は到頭、文章家として立とうと決心したのであった。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
糟谷は西洋葉巻きを口から離さないのと、へたの横好きに碁を打つくらいが道楽であるから、老人側にも若い人の側にもほめられる。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
当面の努力だけで、必ず努力の好結果が得られるならば、下手の横好きという諺は世に存在しないことだろう。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
琴の音にひきとめらるる綱手縄たゆたふ心君知るらめや音楽の横好きをお笑いくださいますな。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
「下手の横好きと言う奴でな。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
――憎らしいわ、妾、あの下手の横好きの――仁王眼玉の甚太郎!
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
わたしは写真道楽で――といっても、下手の横好きのお仲間なのですが、ともかく道楽となると、東京市内や近郊でばかりパチリパチリやっているのではどうしても満足が出来ないので、忙しい仕事の暇をぬすんで各地方を随分めぐり歩きました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫