狭に
せに
表現副詞
標準
with little space remaining
文例 · 用例
なお、縦縞のうちでは万筋、千筋の如く細密を極めたものや、子持縞、やたら縞のごとく筋の大小広狭にあまり変化の多いものは、平行線としての二元性が明瞭を欠くために「いき」の効果を十分に奏しない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
このころ銀子の家族は柳原からここへ移り、店も手狭に寂しくなっていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
桑名夜となりぬ、神世に通ふやすらひに早や門鎖す古伊勢の桑名の街は路も狭に高き屋づくり音もなく、陰森として物の隈ひろごるにほひ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
日に照りてこまごまし紅、道も狭にこぼれ咲きたり。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
で、いよいよ偏狭になり不統一になりやしないかと思うね。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
フヱーリイあり、ヱンゼルあり、サイレンあり、スヒンクスあり、或は空中に棲めるものとし、或は地上の或奥遠なるところに住めりとなす、共に他界に対する観念なり、遠近は世界の広狭によりて差ありしのみ。
— 北村透谷 『他界に対する観念』 青空文庫
牡丹とも見ずや葉牡丹、値は廉きその株ながら、株立つとこの庭も狭に、豊かなり乏しともなし。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
僕はそれほど偏狭に出来上がった人間です。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
崖っぷちの狭に、わずかな平地を見つけて小さな村が作られていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ビルの狭にひっそりと佇む古い祠には、今も花が絶えない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
押し寄せる敵軍を前に、断崖の狭に追い詰められて絶体絶命となった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview