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悪推

わるずい
名詞
1
標準
文例 · 用例
「失礼、さあ、お上りなさいまし、取散らかしまして、汚穢うございますが、」と極り悪げに四辺を※すのを、後の男に心を取られてするように悪推する、島野はますます憤って、口も利かず。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
彼は、その夜の部下同士の争いを、武芝の計った“不意討ち”とかたく思い込み、また、その武芝と将門が肚ぐろい密約をむすんで、自分たちを殺そうとした“計画”であったのだと、悪推量をまわしたのだ。
吉川英治 平の将門 青空文庫
それを、邪に、悪推量して、恩をあだに憎んだのも、皆このばばの心がねじけていたためじゃ……。
円明の巻 宮本武蔵 青空文庫
それをしも、悪推量して、噪ぎ立てする者あらば、斬ってしまえ」「では、屈辱的な和議でないと、固く仰せられますか」「そも、たれがそちへこの秘事を囁いたの?
湊川帖 私本太平記 青空文庫
だが兆二郎が加賀の廻し者だとは汝れだけの悪推量、娘の棗に懸想して、それが成らぬところから卑怯な作りごとをして、仇をしよう腹だろうが!
吉川英治 増長天王 青空文庫
本丸の家臣たちが悪推量していたような酒宴中のふうはない。
吉川英治 黒田如水 青空文庫