作話
さくわ
名詞動詞-サ変
標準
confabulation
文例 · 用例
上戸祭村で小休みをすると、「わが作話の牡丹燈籠の仇討に用ひた十郎ヶ峰はここから西北に見える。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
此故に話術家必しも話の筋を作為するものにあらず、作話者必しも話術家にあらざるなり。
— 三遊亭圓朝 『名人長二』 青空文庫
これは作話と思はれるかもしれんが、さうでない、梅野博士が亡くなられた折の、或る東京新聞に出て居たものであります、云々。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
老爺はいろいろの凶作話の末にこういったのである。
— ――東北農村惨状報告書―― 『飢餓地帯を歩く』 青空文庫
あなたをも、但し、――あなたが強情を張って、飽くまで自分に都合のよいような創作話をされるならば、この弁護はお断りいたすほかありません」ときっぱりと云った。
— 大倉※子 『あの顔』 青空文庫
後人の作話かもしれないが、作話とすればなお秀逸の方だろう。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
蜆をからごど食つたのは作話としても、田にしを喰べぬはなしは嘘では無い。
— 横瀬夜雨 『春』 青空文庫
さて、その木村という人はある機会を見て、あなたにありもしない作話をして聞かせます。
— 江戸川乱歩 『二癈人』 青空文庫
作例 · 標準
記憶障害のある患者は、失われた記憶を補うために「作話」をすることがある。
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彼は、自分が体験していない出来事を、あたかも事実のように「作話」してしまった。
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精神科医は、患者の「作話」の背景にある心理を探った。
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ウィキペディア
作話(さくわ)は、記憶障害などを背景にした記憶エラーによる現象である。過去の出来事・事情・現在の状況についての誤った記憶に基づく発言や行動が認められる点が特徴的である。作話は、「正直な嘘」と呼ぶべきものであり、通常は本人は騙すつもりは全く無く、自分の情報が誤りであるとは気がついていないので、この点で嘘とは区別される。
出典: 作話 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0