漂石
ひょうせき
名詞
標準
glacial erratic
文例 · 用例
ここにも白馬浅葱や白山小桜など目を惹く植物も少なくないが、注意す可きは其等の植物よりも大残雪の附近の岩面に印された氷河の擦痕と、あたりに散乱している漂石とである、この氷河遺跡は日本に於て最初に発見されたもので、発見者は山崎直方博士である。
— 木暮理太郎 『白馬岳』 青空文庫
二人はホテルの前の道をおり、氷河がおしだした漂石のガラ場をのらりくらりと歩いて行った。
— 久生十蘭 『白雪姫』 青空文庫
氷河がおしだしてきた漂石と凍土は、何万年かの間、酷烈な寒気に傷められ、微塵に分解をとげて灰のように軽くなり、風が吹くと砂霧になって浮遊する。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫
漂石の中には、氷河作用によるものらしく見えるものが大略千個について一個位あるが、それ等もニューイングランドの漂石のように丸くはなく、また蝕壊されてもいない。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
作例 · 標準
広大な平原に突如として現れる巨大な漂石は、氷河時代の名残だ。
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周囲の地質とは全く異なる岩石であることから、それが漂石だと特定された。
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漂石の表面には、氷河に削られた際にできた傷跡が刻まれている。
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