東境
とうきょう
名詞
標準
文例 · 用例
――Rhein 河は、源をアルプス山中サンゴタール峠に発して、北東に向ひ Chur に北折し、スヰスの東境を限つてボーデン湖に注ぐ。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
当時彼は、州(今の四川省の東境、日本の飛行機が近頃爆撃を加へたと伝へられてゐる今の奉節)まで、長い旅をした。
— その六 ――放翁絶句十三首和訳(つけたり、雑詩七首)―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
さてこれらの人はどういう人かというに、チベットの西北の隅でカシミールの東境のラタークという所に接して居るルトウという国がある。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
それが西に向つて里へ里へと流れ下つて、金瓶村の東境に出るとそこから急に折れて北へ向つて流れる。
— 斎藤茂吉 『念珠集』 青空文庫
然るに昔、雨降の後に洪水が出た時、村の東境まで西へ向つて流れて来た酢川が、北へ折れる処で北へ折れずにそこを突破したから、村の西方を北へ流れてゐる淡水の川に、酢川の水が混つてしまつた。
— 斎藤茂吉 『念珠集』 青空文庫
またピサロの弟ゴンサロ・ピサロは、キトーの東境からアマゾン河の上流地方に入り込み、さまざまの艱難を嘗めた。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
とくると顔色を変えて座敷中をウロウロして女房に笑われるのであったが、その雷が印度――殊にカパディア氏の国のヴィルプール国の南東境を限るトラウデヤ山脈地方においては、いかに地軸も砕けんばかりに猛烈なものであるか。
— 橘外男 『ナリン殿下への回想』 青空文庫
バイカル機が嵐を避けるために、東境界線の北端を飛んでいる時、イギリスの貨物機と翼が接触し、乗客500人のうち100人を除く人命が失われたという。
— THE WORLDS OF IF 『もしも世界』 青空文庫