中童子
ちゅうどうじ
名詞
標準
temple pageboy
文例 · 用例
一度この弟子の代りをした中童子が、嚏をした拍子に手がふるえて、鼻を粥の中へ落した話は、当時京都まで喧伝された。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
それのみならず、かつて、内供の鼻を粥の中へ落した事のある中童子なぞは、講堂の外で内供と行きちがった時に、始めは、下を向いて可笑しさをこらえていたが、とうとうこらえ兼ねたと見えて、一度にふっと吹き出してしまった。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
――勿論、中童子や下法師が哂う原因は、そこにあるのにちがいない。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
殊に内供を怒らせたのは、例の悪戯な中童子である。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
ある日、けたたましく犬の吠える声がするので、内供が何気なく外へ出て見ると、中童子は、二尺ばかりの木の片をふりまわして、毛の長い、痩せた尨犬を逐いまわしている。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
内供は、中童子の手からその木の片をひったくって、したたかその顔を打った。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
『光台院御室伝』建永元年十月二十六日御受戒の行列を書いた中に、殿上人廿人、房官九人、非職五人、有職十六人、中童子八人、侍六人、 とあって、最後に、御童子卅人牛、真珠、千王、 、乙王、伊王、四郎、七郎、禅師丸、太郎丸、十八人、次郎丸、鶴丸、散所、 とみえている。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
昔のお寺では、幼い**中童子**たちが雑用をこなしていたという。
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絵巻物には、**中童子**が本堂を掃き清める様子が描かれている。
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修行中の**中童子**たちは、師匠の教えを熱心に学んでいた。
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