すっぽり
すっぽり異読 ずっぽり・ずっぽし
副詞副詞-と頻度ランク #22145 · 青空 362 例
標準
entirely
文例 · 用例
そういう晩には綿入羽織をすっぽり頭からかぶって、その下から口笛と共に白い蒸気を吹出しながら、なるべく脇目をしないようにして家路を急いだものである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
車中の一行は、明朝の登山を控えて、「この雲では山は雨かな」と心配すれば、「なあに、雲は低いですよ、すっぽり抜けると、上はカラカラの上天気ですよ」などといい合った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
寝る時、上人は帯を解かぬ、もちろん衣服も脱がぬ、着たまま円くなって俯向形に腰からすっぽりと入って、肩に夜具の袖を掛けると手を突いて畏った、その様子は我々と反対で、顔に枕をするのである。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
石崖の上の端近く、一高の学生が一人あぐらをかいて上着を頭からすっぽりかぶって暑い日ざしをよけながら岩波文庫らしいものを読みふけっている。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
がらくた壇上に張交ぜの二枚屏風、ずんどの銅の花瓶に、からびたコスモスを投込んで、新式な家庭を見せると、隣の同じ道具屋の亭主は、炬燵櫓に、ちょんと乗って、胡坐を小さく、風除けに、葛籠を押立てて、天窓から、その尻まですっぽりと安置に及んで、秘仏はどうだ、と達磨を極めて、寂寞として定に入る。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
そのうちにとうとう、一人はバアと音がして肩から胸から腰へかけてすっぽりと斬られて、からだがまっ二つに分れ、バランチャンと床に倒れてしまいました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
黒服の親仁は、すっぽりと中山高を脱ぐ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
だって、目金を拭こうとして、蝙蝠傘を頤で押えて、うつむいたと思うと、ほら、ほら、帽子が傾いて、重量で沈み出して、見てるうちにすっぽり、赤い鼻の上へ被さるんだもの。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
作例 · 標準
「朝起きたら、庭の木々が真っ白な雪にすっぽりと覆われていた。」
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「寒い日は、大きなマフラーに顔をすっぽり埋めて歩くのが好きだ。」
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「古い蔵が深い霧の中へすっぽりと隠れてしまい、道に迷いそうになった。」
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標準
cleanly
作例 · 標準
「このパズルのピース、角の隙間にすっぽりはまって気持ちいい!」
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「猫が小さな段ボール箱の中にすっぽり収まって、丸くなって寝ている。」
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「新しい靴に足を入れたら、誂えたみたいにすっぽり馴染んだ。」
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