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其処此処

そこここ
名詞
1
標準
here and there
文例 · 用例
その後三十年、思へば「私の青春は嵐に過ぎなかつた、時々其処此処に陽の光のちらついた」、詩さながらではなかつたか。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
われはや、貧しきわが夢のほかに興ぜず※    我が生は恐ろしい嵐のやうであつた、    其処此処に時々陽の光も落ちたとはいへ。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
其の日は三時半で一統に仕事をやめ、其処此処と残したところに手を入れて、偖て会社から検査員の来るのを待つ計りになった。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
畑の中には一軒二軒と圧しつぶされたやうな低い古い茅葺の農家が、其処此処に散らばつてゐた。
石川啄木 青空文庫
が、其の儘家へ帰るでもなく、年長の子供等は其処此処に立つて何かひそひそ話し合つてゐた。
石川啄木 青空文庫
其状たとへば、廃寺の残壁の下、怨みを負へる亡霊の其処此処とさまよふなる黄昏の断末魔の如し。
石川啄木 閑天地 青空文庫
彼は不審に思って室の其処此処を尋ねたが、何処にも見えなかった。
田中貢太郎 魔王物語 青空文庫
蝋燭の灯が其処此処に燃えた。
田中貢太郎 変災序記 青空文庫
作例 · 標準
休日の観光地は、そこここに笑顔が溢れている。
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昔ながらの商店街には、そこここに懐かしい雰囲気が残っている。
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この公園には、そこここに美しい花が咲いている。
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