御面相
ごめんそう
名詞
標準
frightful face
文例 · 用例
土橋のいうあの御面相で買手があったか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
すると他の者は、「お岩は、あれよりも背も低かったし、御面相も、あれよりよっぽど悪かった」 と云った。
— 田中貢太郎 『四谷怪談』 青空文庫
聯隊の兵士、田町の芸者、小役人の細君、会社員、娘、明治の江戸ッ子、種々雑多の人で、一口に言ふと上流社会を除いた其以外の東京人士の標本は悉く縁日の夜に其御面相から風俗から流行までを陳列するのです。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
よく、それで馘にならないものだが、あの御面相だから大丈夫なんでしょう、と笑う職員もいる。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
――わけて、御女体、それはもう、端麗微妙の御面相でなければあいなりません。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
Nはこういう団体の何処へでも顔を出して跳廻っていたから、御面相は頗る振わなかったが若い男の中には顔が売れていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
第一、この女は随分マズイ御面相で、お勢のような美人でなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
その上に御面相の振わないのを自覚していた為であろうが、男と交際していてもお勢のような coquettish な容子は少しもなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
作例 · 標準
二日酔いで顔がむくんでひどい御面相だぞ、一度鏡を見てきたらどうだ。
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三日三晩徹夜した後の彼女は、とても人には見せられない御面相をしていた。
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「そんな恐ろしい御面相で歩いていたら、通りかかった子供が泣き出してしまうよ」
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