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通し矢

とおしや
名詞
1
標準
long-range archery
文例 · 用例
(聞こえたか聞こえぬのか返事も、身じろぎもせぬ)※せめて恨みて玉章と、薄墨に書く雁の文字、女子の念も通し矢の、届いていまは張り弱く、いつか二人が仲の町に、しつぽりぬるる夜の雨……」仙太 (ひとり言のように)……とうどう、それじゃ、長五郎も抜刀隊にやられたか。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
深川の三十三間堂は、京の三十三間堂を摸して造つたもので、維新近くまで通し矢の催しがあり、矢數帳が今でも遺つてをります。
闇に飛ぶ箭 錢形平次捕物控 青空文庫
(聞えたか聞えぬのか返事も、身じろぎもせぬ)※せめて恨みて玉章と、薄墨に書く雁の文字、女子の念も通し矢の、屈いて今は張り弱く、いつか二人が仲の町に、しつぽりぬるる夜の雨……」仙太 (ひとり言のように)……とうどう、それじゃ、長五郎も抜刀隊にやられたか。
三好十郎 天狗外伝 斬られの仙太 青空文庫
江戸の三十三間堂にも九千百五十本のうち、五千三百六十本の通し矢を取って江戸一の名を挙げたのは、やっぱり名古屋の杉立正俊という先生なんだ。
弁信の巻 大菩薩峠 青空文庫
今度は慶応の弓術師範が当時通し矢を射たとの話に、またまたその先生を再三訪問。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
三十三間堂で通し矢を試みて、始はうまく的を射ぬいたが、そのうち放つ矢がみんな的を外ずれるようになった。
小山清 西隣塾記 青空文庫
浪人仲間の一部で、(世に浮かび出る時が来た) と云っているのは、寛永、正徳以来、ここ五、六十年間の通し矢は、御三家や各藩士の間でばかり競技が行われて来ていたが、今度は、遍く天下の隠れたる弓仕に、あの曠れの場所が与えられ、藩士以外の上手が見出される事になったのを歓んでいるのだった。
吉川英治 死んだ千鳥 青空文庫
今度の通し矢の話だわ』『それも、お金さえ工面がつけば、いつでも上洛れる事ではございませぬか』『いつでも?
吉川英治 死んだ千鳥 青空文庫
作例 · 標準
京都の三十三間堂で行われる通し矢は、新春の風物詩だ。
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通し矢の競技は、百メートル以上の距離から的を射る非常に難しいものだ。
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昔の武士は、通し矢の腕前を競い合ったという。
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