待ちきれない
まちきれない
表現形容詞
標準
unable to wait
文例 · 用例
伯父はそれが待ちきれないで、例の大きなバスケットを提げて部屋の外へ出ると、急いで階段を下りて行った。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
さっそくじゃが、不審はあれなる品でおじゃりますゆえ、とくとお調べくださりませ」 ことばゆかしく請じながら、いっときも待ちきれないというように、そこの床の間に飾ってある桃の節句の祝い雛を指さしたので、静かに見ながめると、なにさまちと不審なのです。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
「不憫ながら、一刀の下におやりなすったか」お庭番の中間が、待ちきれないようにきいた。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
待つて、待つて、待ちくたぶれてゐるところへ樹明君がやつてきた、さつそく飲む食べる話す、……私は待ちきれないで、待つ身につらき置炬燵で一本ひつかけてゐたが、――ほどよく酔うて、街を歩いて、ほどよく唄うて、別れて戻つて、ぐつすり寝た。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
井手君に・待ちきれないでそこらまで夕焼ける空・柱いつぽんをのぼりつくだりつ蟻のまいにち・ひるねの夢をよこぎつて青とかげのうつくしさ(松) 改作・ひとりとんでは赤蛙(松) 改作・暮れるとやもりが障子に恋のたはむれ 七月十九日 晴曇。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
樹明君を待ちつつ支度をする、今日もまた松茸に豆腐のチリだ、待ちきれないで一杯やつてゐると、めづらしくも女と子供の声が山の方へ行く、何ともいへない秋日和である。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
南京攻略の祝賀会が方々で催される(国民的感激の高調が公報を待ちきれないで)、当地でも提灯行列が行はれた、それに参加しない私はさびしい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
十一日の月が裏藪に傾くまで眠れなかつた、そして明けるのが待ちきれないで起きた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼女に会えるのが待ちきれないよ!
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子どものように、クリスマスの朝が待ちきれない気持ちだ。
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新しいゲームの発売が待ちきれないと、彼は目を輝かせていた。
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