投げ捨てる
なげすてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to throw away
文例 · 用例
このガキ」 と紙入れを引ったくって遙かの方へ投げ捨てる。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
それは娘の歎きの部屋ではあるまいか、しんも根も尽き果てて人前ばかりでなく自分自身に対しての、張気も装いも投げ捨てて、投げ捨てるものもなくなった底から息を吸い上げて来ようとする、時折の娘の命の休息所なのではあるまいか。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
やがて、雜誌を傍に投げ捨てると、私は車窓に顔を凭せかけて眼をつぶつた。
— 南部修太郎 『女盗』 青空文庫
わたくしはこれを聞くと、意味は充分には判らないながら辱かしめの爛らす熱湯のようなものが胸のまわりから頸筋へ突き上げて来て、これを我慢をするため唇を屹と噛み締めますと、べべべと不可抗の力が唇を上下に破りまして、箸と茶碗をそこへ投げ捨てると同時にわっと泣き出しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
駄目だと寺田はくわえていた煙草を投げ捨てると、スタンドを降りて、ゴール前の柵の方へ寄って行った。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
与右衛門はそれを見ると背負っていた豆を投げ捨てるなり、河の中へ飛び込んで悶掻きながら流れて往く累を荷物ぐるみ水の中へ突きこんだ。
— 田中貢太郎 『累物語』 青空文庫
」ホームズがやれやれと新聞を投げ捨てる。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
どの新聞も新しい版が出るごと一々、契約している売り子から届けられたが、それもさっと目を通すだけで部屋の隅へ投げ捨てる。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
作例 · 標準
食べ残しをそのまま投げ捨てるのは、もったいない。
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彼は過去の辛い記憶を、全て投げ捨てて前に進んだ。
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不要な書類は、情報漏洩を防ぐためシュレッダーで投げ捨てるべきだ。
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