明哲保身
めいてつほしん
名詞
標準
wisdom and self-protection
文例 · 用例
身を殺して仁を成すべきことを言いながら、その一方、どこかしら明哲保身を最上智と考える傾向が、時々師の言説の中に感じられる。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
他の弟子達がこれを一向に感じないのは、明哲保身主義が彼等に本能として、くっついているからだ。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
過去の彼はいかにも明哲保身の道にかなつてゐた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
(同)の如き皆明哲保身の事を述べたもので、從つて讒に遭ひ家國を懷うて遂に身を汨羅に沈めた熱狂的な屈原の如きものは、其の與みする所でなかつた。
— 狩野直喜 『楊雄と法言』 青空文庫
彼の取つたかゝる態度は、其臆病怯懦からも來て居やうが、其重なるものは、老子の明哲保身主義が影響をしたと見る事が出來る。
— 狩野直喜 『楊雄と法言』 青空文庫
貧乏な町人の娘が、金持の町人の妾になるのを、さして不道徳なことゝ思はないのが、この節の人の教養で、そんな事に干渉しないのを以て、明哲保身の術としたのでせう。
— 處女神聖 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
明哲保身の精神を忘れずに、慎重に行動しよう。
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彼は常に明哲保身を心がけている、賢い人だ。
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この状況では、明哲保身が最優先事項となるだろう。
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