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中折れ帽

なかおれぼう
名詞
1
標準
felt hat
文例 · 用例
六人の一人は巡査、一人は医者、三人は人夫、そして中折れ帽をかぶって二子の羽織を着た男は村役場の者らしく、線路に沿うて二三間の所を行きつもどりつしている。
国木田独歩 窮死 青空文庫
下のかたより李の長男中二、二十二三歳、洋服に中折れ帽をかぶりて足早に出で来りしが、来客ありと見て少しく躊躇し、窓より内を窺っている。
岡本綺堂 青蛙神 青空文庫
瓜生岩子の銅像の横のベンチに、青い派手な鳥打帽と、黒のジミな中折れ帽が腰をかけていた。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
中には半紙三枚続き位の西洋紙に、「可驚提供……二円八十銭」 と色インキで書いてブラ下げて、その下に相当な中折れ帽を硝子の箱入りにして、店の前に出してあるのもある。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
そのガラス窓を隔ててすぐそこに、信濃町で同乗した、今一度ぜひ逢いたい、見たいと願っていた美しい令嬢が、中折れ帽や角帽やインバネスにほとんど圧しつけられるようになって、ちょうど烏の群れに取り巻かれた鳩といったようなふうになって乗っている。
田山花袋 少女病 青空文庫
では、帽子の種類がどれだけたくさんこの世に存在するのかといえば不思議にもそれはソフトか中折れ帽子位のものである。
小出楢重 めでたき風景 青空文庫
改札口の外に、紺の詰襟服にマントを羽被つた、黒の中折れ帽の弟が、暗い顏して立つてゐた。
葛西善藏 不良兒 青空文庫
ソーリン (トンビに中折れ帽をかぶり、ステッキを持って左手のドアから登場。
ЧАЙКА かもめ 青空文庫
作例 · 標準
祖父はいつも愛用の中折れ帽を被って散歩に出かける。
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彼のトレードマークは、シックな中折れ帽だ。
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中折れ帽を深く被り、彼は誰にも気づかれずにその場を後にした。
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ウィキペディア

中折れ帽(なかおれぼう)は、クラウン(頭頂部)の中央を縦に折り込んだ帽子である。

出典: 中折れ帽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0