芋の子
いものこ
名詞
標準
minor taro root
文例 · 用例
〔いざ渡せかし おいぼれめ〕宮沢賢治「いざ渡せかし おいぼれめいつもこゝにて日を暮らす」すぱとたばこを吸ひやめて何を云ふともこの飯の煮たたぬうちに 立つべしや芋の子頭白髪しておきなは榾を加へたり
— 宮沢賢治 『〔いざ渡せかし おいぼれめ〕』 青空文庫
里芋の子のような肌合をしていたが、形はそれよりはもっと細長くとがっている。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
男二人女二人4・27(夕) 文部視学官の丸山|環氏は九人の子福者で、お湯に入る時には自分が湯槽に浸りながら、順ぐりに飛び込んで来る子供達を芋の子でも洗ふやうに垢を擦つてやる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
蕎麥の粉に里芋の子をまぜて造つたその燒餅の焦げたところへ大根おろしをつけて焚火にあたりながらホク/\食べるのは、どんなにおいしいでせう。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
その蕎麥の香ひのする燒きたてのお餅の中から大きな里芋の子なぞが白く出て來た時は、どんなに嬉しいでせう。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
序に、太助が小屋から里芋の子を母屋の方へ運んで行きますと、お牧がそれに蕎麥粉を混ぜて、爐の大鍋で煮て、あの皹の切れた手で芋燒餅といふものを造へて呉れたことも書いて置きませう。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
口をフウ/\言はせて食つて居るうちに、その中から白い芋の子が出て來る時などは、殊に嬉しく思ひました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
「芋の子」といふのが房一につけられた前からの綽名であつた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
作例 · 標準
煮物には、小さくて柔らかい芋の子をたくさん使うと、味がよく染み込んで美味しい。
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市場で立派な里芋を見つけたので、今日は豚汁に芋の子をたっぷり入れよう。
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「おばあちゃん、この煮物、小さくて可愛い芋の子が入ってて、ついつい食べ過ぎちゃう!」
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標準
(pool, etc.) being jam-packed with people
作例 · 標準
夏休みに入ったプールは、子供たちの歓声と水しぶきで、まさに芋の子を洗うような賑わいだ。
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新幹線の自由席は、通勤ラッシュ時さながら、芋の子を洗うような混雑ぶりだった。
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「うわ、駅前広場、すごい人だかり!芋の子状態だよ、こんなに混んでるとは思わなかった!」
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