詫ぶ
わぶ
Nidan verb (upper class) with 'bu' ending (archaic)動詞-自動詞
標準
to apologize
文例 · 用例
「ほう、実雅の前で詫ぶるというか。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
我にも疾く往きね、揺返しと云ふこともあれば危し、疾く/\とそゝのかせど、風いたう吹きて寒げなれば、悩める身の風に当りて悩まさりて死なむも、こゝにて押し潰されむも同じ命なり、動くことも懶ければ、此儘にてあらせてよと打詫ぶ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
構へて待たせし心ならねば……」ト、詫ぶるに鷲郎も深くは咎めず、やがて笑ひにまぎらしつつ、そのまま中に引入れて、共に夕餉も喰ひ果てぬ。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
勧めて無理な勉強をさして、此様な事になってしまって、まことに済みません、と詫ぶる外に彼等は慰めの言を知らなかった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
いふより早し肩先てうと蹴倒し、詫ぶる詞は耳にもかけず、力に任せて打擲しつ、 お前のやうな不貞なものは、ちよつとも家に置く事は出来ぬ。
— 清水紫琴 『心の鬼』 青空文庫
済まなかつたと、詫ぶれば格別。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫
せがれ奴をさし出して、お旅先を心なきお引留め、おゆるしを」 と、詫ぶるのであった。
— 円明の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
不肖家時、清和の嫡流に生まるといへど、かなしいかな、徳なく才とぼしく、家祖の遺託に応ふるあたはずして、苦計むなしくやぶれ、かへつて、家統も危きを見、わづかに家名の絶えを支へんため、ここに一切を闇に附し、一身を屠腹して、子孫に詫ぶ。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
古き良き日本の時代、武士は潔く過ちを詫ぶたものだ。
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「わたくしが悪うございました」と、彼は小さく詫ぶた。
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今はもう誰も使わない言葉だが、昔は心から詫ぶる際に用いられた。
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