読んで字のごとく
よんでじのごとく
表現副詞
標準
literally
文例 · 用例
女房の名前で湯屋をやったり小料理をやったりしていましたよ」 そういうわけで、町奉行所から公然認められているのは少数の小者即ち岡っ引だけで、多数の手先は読んで字のごとく、岡っ引の手先となって働くに過ぎない。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
住まいは目と鼻の先浅草|聖天町、名人かたぎも名人かたぎでしたが、読んで字のごとく、鍔の裏と表に柿の金象眼を実際の数で千個刻みつけるために、早く仕上がって一年半、少し長引けば三カ年、したがってそのこしらえた今までの千柿鍔も、六十歳近いこのときまでに、せいぜい十個か十五個くらいのものでした。
— 千柿の鍔 『右門捕物帖』 青空文庫
いったい感情は読んで字のごとく、われわれの感覚といわゆる人情との二つを含むものであるから、善くもとれるし、悪くもとれると同じく、正しきにも走り、正しからざるにも走りやすい。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
これは読んで字のごとく某所へ集まれということだろう?
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
いったい損害賠償は、読んで字のごとく、実際生じた損害を賠償させることを目的とする制度ですから、たとえ権利侵害があっても、実際上なんらの損害もなければ、損害賠償の義務は発生しないわけです。
— 末弘厳太郎 『嘘の効用』 青空文庫
残ったにしては根強い暑さかな――洒落たことを言ったもので、まったく、江戸の残暑ときちゃア、読んで字のごとく残った暑さにしては、根が深い。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
逆上とは読んで字のごとく逆かさに上るのである、この点に関してはゲーレンもパラセルサスも旧弊なる扁鵲も異議を唱うる者は一人もない。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
」「如何なる物――とは読んで字のごとく物だ。
— 結納の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
この『立ち入り禁止』という看板は、読んで字のごとく中に入ってはいけないという意味だ。
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彼の『無口』というあだ名は、読んで字のごとく一日に十言も話さないことから来ている。
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この薬の効能は読んで字のごとくで、喉の痛みを取り去ることに特化している。
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