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名詞
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標準
文例 · 用例
ああわれはおそれかなしむまことに混の都にありてすさまじき金屬の疾行する狼の跫音をおそる。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
真夏の伊香保は、自然としても初夏のそれに劣るが、何しろ悪いことは、文字の通りの意味で雑混雑を極めることである。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
近代の厭人病者は、むしろ都會の雜中に孤獨で居ることは好んでも、かういふ閑寂の自然の中に孤獨でゐることは好まないだらう。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
昼の雑と黄色い灰のようなほこりはよう/\おさまった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
戎橋河畔の新京阪電車の広告塔のヘッド・ライトが、東道頓堀の雑が奏でる都会の嗄れ声に交錯して花合戦の幕が切っておとされた。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
を極めたりし露店はことごとく形を斂めて、ただここかしこに見世物小屋の板囲いを洩るる燈火は、かすかに宵のほどの名残を留めつ。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
街は人出で賑やかに雑していた。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
往来は相変らず雑して、静かに音もなく、典雅な人々が歩いていた。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫