カーバ
カーバ異読 カアバ
名詞
標準
Kaaba
文例 · 用例
この瓦斯はカーバイドと称える人造の石塊に水をかければ発生するから、使用は軽便である。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
十日程経った頃だったろうか、千日前のお午の夜店で、夜店外れの薄暗い場所に、しかもカーバイト代を節約した一層薄暗い店を張っていると、おっさん一杯くれと若い男が前に立った。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
特徴としてはどこからどう見ても、炎の石であるカーバンクルそのものなのだが、ただし色味だけが青。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
屈折率、くらかけの雪、丘の幻惑、カーバイト倉庫、コバルト山地、霧とマッチ、電線工夫、マサニエロ、栗鼠と色鉛筆、オホーツク挽歌、風景とオルゴール、第四梯形、鎔岩流、冬と銀河鉄道――エトセトラ。
— 辻潤 『惰眠洞妄語』 青空文庫
全く、杉森をのせ、カーバイト会社の屋根の一部を見せ、遠く遠くとひろがる田舎の風景は、手近いところで一本、ぐっと廊下の角柱で画される為、却って奥ゆきと魅力とを増しているようだ。
— 宮本百合子 『毛の指環』 青空文庫
岩魚釣りも、カーバイトを燃やして、夜釣りをやる、これは中々面白いが、寒くなると川の中を歩くのはたいへんだ、全身が冷え切つてしまふ、もう駄目ですねと、話してくれる。
— 津村信夫 『猟人』 青空文庫
六、ガス燈 近ごろでは特に停電用といふのでアセチレンガスのあかり(名づけてカーバイト・ランプ)を町で売つてゐるが、これはその独得な臭気もろとも昔は往来で縁日商人の使ふものときまつてゐた。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
清教徒のカーステアーズ・キャルー嬢と弁護士カーバー氏とのあいだの昔の浮気話らしい話をにがにがしげにほのめかしたのである。
— THE VAMPIRE OF THE VILLAGE 『村の吸血鬼』 青空文庫
作例 · 標準
イスラム教徒は、一日に五回、メッカにあるカーバの方向を向いて祈りを捧げる。
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巡礼者たちは、黒い布で覆われた荘厳なカーバの周りをゆっくりと歩いていた。
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彼はいつかメッカを訪れ、自らの目でカーバを見ることを夢見ている。
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