粥食
かゆしょく
名詞
標準
文例 · 用例
◇ 食事は三度三度|粥食であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
それでも、主人は身動きもせず、白い眼で見るだけで、――その眼が 「このルンペンめ、そんなこと云ふと、もう、うちの粥食はさんぞ」と云つてゐるやうに見えたので、外套は、がくりと首を垂れ、「いや、ほんなら、芋粥お代り」とおとなしく云つて、うまさうに、かぶりつくのであつた。
— 武田麟太郎 『釜ヶ崎』 青空文庫
熱いお粥食わそう思って持っててやったのに、死んどるわア。
— 横光利一 『南北』 青空文庫
十五日の粥食わせなども一人が果樹の後の方に立っていて、なろうと申しますという例もあれば、なりますなりますと木に代って答えるのもある。
— 柳田國男 『歳棚に祭る神』 青空文庫