配給制
はいきゅうせい
名詞
標準
rationing
文例 · 用例
炭は配給制になったから、その炭屋の土間が次第次第にがらんと片づいて、炭の粉がしみ込んだ土間の土ばかり、さっぱりと目に立って来たのもやむを得ない仕儀であったろう。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
洋画の材料が配給制になっている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
例へば隣組といふものにしても、なるほど配給制度にからんでゐるとは云へ、決して、それがためとのみは云へぬ動きが、その精神のなかに芽生えて来た。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
現在の配給制度ではむろんそこまでのことは望めますまいが、将来は是非そうありたいものです。
— 岸田國士 『S夫人への手紙』 青空文庫
ロンドンに着いたら、なにはおいてもビーフステーキを試食するのを楽しみにしていましたが、残念なことに、ここではまだ肉が配給制度なので思うにまかせず、まだこの念願は叶えられずにいます。
— 北大路魯山人 『デンマークのビール』 青空文庫
そんなことから、一方では増産ということが国家の至上命令となった関係上、お上の配給制度になり、浩平たちのような、買置きの出来なかった者は村の産業組合からの配給を待たなくてはならなかったのだ。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
そこで、全国には我々以上に、配給制度に対して、感謝しているものが発生した。
— 佐藤垢石 『食べもの』 青空文庫
世の中が配給制度になる前の、群馬郡北部地方である国府、駒寄、清里、金古、上郊の久留馬、車郷、桃井その他の榛名の中腹、あるいは山麓地方に連なる村の食糧状況を調べてみると米は一日一人一合当たりしか食べていなかった。
— 佐藤垢石 『食べもの』 青空文庫
作例 · 標準
戦争の長期化に伴い、米や砂糖などの主要な生活必需品が完全に配給制となった。
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配給制の下では、どんなに金を持っていても個人の買える量は厳密に決まっている。
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政府はパニック買いを防ぐため、ガソリンの販売を配給制に移行すると発表した。
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