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心憎い

こころにくい
形容詞
1
標準
refined
文例 · 用例
菱形の脚の間に見えてゐる風景、女の姿をかくしてしまふ砂埃、心憎いことである。
梶井基次郎 詩集『戰爭』 青空文庫
自然というものは心憎い姿を持っている」 清逸はどんどん流れてゆく河の水を見つめながらこんなことを考えた。
有島武郎 星座 青空文庫
女房コンスタンチェが決闘の前夜、冷たいピストルを抱いて寝て、さてその翌朝、いよいよ前代未聞の女の決闘が開始されるのでありますが、それについて原作者 EULENBERG が、れいの心憎いまでの怜悧無情の心で次のように述べてあります。
太宰治 女の決闘 青空文庫
とりわけ近頃|憂ひが添つて却つてあでやかな妹娘の富士額ひが宗右衛門には心憎いほど悲しく眺められたのであつた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
「まどき」の老熟には及ばなかったが、折々心憎い事をいうので読者の注意を牽いた。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
身共を横紙破りに致したは心憎いことを申す奴よのう。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
およろしかったら、わちきに酌なとさせておくんなまし……」「わはは、そうか、そうか、団十郎め、心憎い趣向をやりおった。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
だが、それにつけても――」 心憎いは今の二人です。
三河に現れた退屈男 旗本退屈男 第五話 青空文庫
作例 · 標準
彼女の誕生日に、彼はさりげなく思い出の曲を演奏するという心憎い演出をした。
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シンプルながらも細部に職人のこだわりが光る、心憎いデザインの革財布だ。
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相手の好みを完璧に把握した手土産の選び方に、彼の心憎い配慮を感じた。
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心憎い(こころにくい) — 幻辞.com