水沢
すいたく
名詞
標準
文例 · 用例
第一番冒頭に書して、確かお辻と云ふ女、「アラ水沢さん嬉しいこと御一人きり。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
平安時代になつて、坂上田村麻呂が遠く北へ進んで蝦夷の根拠地をうち破り、胆沢城(今の岩手県水沢町附近)を築いて鎮所となしたとあるが、津軽まではやつて来なかつたやうである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
僕水沢の天文台で見ましたがね。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
その前の日はあの水沢の臨時|緯度観測所も通った。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
郡山、好地、花巻、黒沢尻、金が崎、水沢、前沢を歴てようやく一ノ関に着す。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
松島はすらりとした痩せ形で、上等の上布|絣に錦紗の兵児帯をしめ、本パナマの深い帽子で禿を隠し、白|足袋に雪踏穿きという打※で、小菊や品子を堅気らしく作らせ、物聴山とか水沢の観音とか、または駕籠で榛名湖まで乗し、榛名山へも登ったりした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
水沢さんの継子さんが、金曜日の晩にわたくしの宅へおいでになりまして、明後日の日曜日に湯河原へ行かないかと誘つて下すつたのでございます。
— ――「近代異妖編」 『停車場の少女』 青空文庫
と云ふのは、水沢継子さんの阿兄さん――継子さんもそう云つてゐますし、わたくし共も矢はりさう云つてゐましたけれど、実はほんたうの兄さんではない、継子さんとは従兄妹同士で、ゆく/\は結婚なさるといふ事をわたくしも予て知つてゐたのでございます。
— ――「近代異妖編」 『停車場の少女』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
水沢(みずさわ、すいざわ)
出典: 水沢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0