直訳的
ちょくやくてき
名詞
標準
文例 · 用例
但しその新しき輸入当初に於ては、さすが尚西洋バタの臭いが強く、原物そのままの直訳的のものであった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
◇ 翁の歿後、右の言葉は直訳的に福岡の同流を風靡した傾向がある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
この間に立ちて形式の簡単なる俳句はかえって和歌よりも複雑なる意匠を現わさんとして漢語を借り来たり佶屈なる直訳的句法をさえ用いたりしも、そは一時の現象たるにとどまり、古池の句はついに俳句の本尊として崇拝せらるるに至れり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
この間に立ちて形式の簡単なる俳句はかへつて和歌よりも複雑なる意匠を現さんとして漢語を借り来り佶屈なる直訳的句法をさへ用ゐたりしも、そは一時の現象たるにとどまり、古池の句は終に俳句の本尊として崇拝せらるるに至れり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
ある人は夜のふかいといふのは漢字の深夜から胚胎せられたものといふけれども、「うば玉の夜のふけゆけば」といふ様な語つきはそんなに直訳的にもきこえない。
— 折口信夫 『用言の発展』 青空文庫
日本語訳のあるものはその題名を、ないものは直訳的な題名を、書いておこう。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫