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様云

さま云
名詞
1
標準
文例 · 用例
藤五郎も其処を慮って斯様いうことを言ったものかも知れぬ、又或は真に秀吉の意に従うのが忌々しくて斯様云ったのかも知れぬ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
蒲生家に仕官を望んで新規に召抱えられる侍があると、氏郷は斯様云って教えたということである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
母は其子を兼盛の胤では無いと云張り、兼盛は吾子だと争ったが、畢竟これは母が其子を手離したくない母性愛の本然から然様云ったのだと解せられもするが、又吾が手を離れた女の其子を強いても引取ろうとするのはよくよく正しい父性愛の強さからだとも解せられるのである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
何方に」「親爺が旅行から帰つて来て、話があるから一寸来いつて云ふんだが、――何親爺を呼び出さないでも可いから、誰にでも左様云つて呉れ給へ」「はあ」 門野は無雑作に出て行つた。
夏目漱石 それから 青空文庫
全たく兄さんの所為だ」「だつて御父さんは左様云つてましたよ」「何て」「明日学校の帰りに代助の所へ廻つて何か御馳走して貰へつて」「へえゝ、昨日の御礼にかい」「えゝ、今日は己が奢つたから、明日が向ふの番だつて」「それで、わざ/\遣つて来たのかい」「えゝ」「兄の子丈あつて、中々抜けないな。
夏目漱石 それから 青空文庫
ちと、左様云ふ意見を発表したら好いぢやないかと勧めると、左様は行かないよと笑つてゐる。
夏目漱石 それから 青空文庫
二三|分すると又|出て来て、「先生、車を左様云つときますかな」と注意した。
夏目漱石 それから 青空文庫
「いや、僕の知つた女に、左様云ふのが一人あつて、実は甚だ気の毒だから、つい他の女の心持も聞いて見たくなつて、伺つたんで、決して冷かした積ぢやないんです」「本当に?
夏目漱石 それから 青空文庫