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爾来

じらい
副詞
1
標準
since then
文例 · 用例
爾来、私は花袋一派の党同異伐に対して、押えがたい不平を抱いていた。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
これを畢竟するに太陽系がこの星座に向って進んでいるため、丁度船が港に近づく時眼前の景色が目指す埠頭を中心として展開すると同じだと説き、爾来誰も異議を挿むものがなかった。
寺田寅彦 宇宙の二大星流 青空文庫
四十四年帰朝後工科大学教授に任ぜられ、爾来最後の日まで力学、応用力学、船舶工学等の講座を受持っていた。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
爾来最後まで同所長事務取扱の職に留まってこの揺籃時代の研究所の進展に骨折っていた。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
爾来数年、志村は故ありて中学校を退いて村落に帰り、自分は国を去って東京に遊学することとなり、いつしか二人の間には音信もなくなって、忽ちまた四、五年経ってしまった。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
「大海に島もあらなくに海原のたゆとう波に立てる白雲」という万葉の歌に現われた「大海」の水はまた爾来千年の歳月を通してこの芭蕉翁の「荒海」とつながっているとも言われる。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
爾来、四年、大友の恋の傷は癒え、恋人の姿は彼の心から消え去せて了ったけれども、お正には如何かして今一度、縁あらば会いたいものだと願っていたのである。
国木田独歩 恋を恋する人 青空文庫
爾来数年の間自分は孤独、畏懼、苦悩、悲哀のかずかずを尽くした、自分は決して幸福な人ではなかった、自分の生活は決して平坦ではなかった。
国木田独歩 小春 青空文庫
作例 · 標準
彼はあの事件以来、すっかり人が変わってしまい、爾来じらい)心を閉ざしたようだ。
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震災を経験して以来、防災意識が格段に高まり、爾来じらい)備蓄を怠らないようにしている。
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彼女と別れて以来、私は恋愛に臆病になり、爾来じらい)新しい恋をしていない。
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爾来(じらい) — 幻辞.com