クレゾール
クレゾール
名詞
標準
cresol
文例 · 用例
扉を押すと、不意に、温かい空気にもつれあって、クレゾールや、膿や、便器の臭いが、まだ痛みの去らない鼻に襲いかゝった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
それが終らないうちに、右翼は、重藤中尉が先頭に立って、開き扉を押し割り、着剣した銃を突き出し、クレゾールくさい室内へ突入していた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
クレゾールを湯に入れた新しいバケツの中に、医師は静かに両手を入れた。
— 海野十三 『人体解剖を看るの記』 青空文庫
そしてそれに代って、ひどく鼻をつくのが消毒剤のクレゾール石鹸液の芳香だった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
傷も周囲も少し手荒くクレゾールで洗い潔めて、傷の中を探ると大きなガラス片が入っている、障子の桟が刺さっている、コンクリートのかけらが隠れている。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
室には、病氣特有のスッパイような匂いと、クレゾール液の匂いの入れまじつた空氣が重くよどんでいる。
— 三好十郎 『肌の匂い』 青空文庫
わきに立つている古賀さんからは、中年女のヒナタくさいみたいな匂いと、徴かなクレゾールの匂いがするだけ。
— 三好十郎 『肌の匂い』 青空文庫
作例 · 標準
理科室に足を踏み入れると、消毒液のようなクレゾールの独特な臭いがした。
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クレゾールは強力な殺菌作用があるため、病院などの消毒に広く使われてきた。
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「クレゾールを扱うときは、皮膚に付かないように手袋を着用してください」
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