編木
びんざさら
名詞
標準
percussion instrument made of small pieces wood strung together
文例 · 用例
人間の直面で行ふものとしては、牛系統のものと、簓・編木系統のものと、二つに分つ事が出来ます。
— 折口信夫 『信州新野の雪祭り』 青空文庫
編木を摺つての舞ひの技巧や興奮がなくなつてから、その動作を種蒔きで説明したので、段々種蒔きの動作に近づいたのだと見られる。
— 折口信夫 『根子の番楽・金砂の田楽』 青空文庫
円陣を作り、編木を用ゐるのがある。
— 折口信夫 『田遊び祭りの概念』 青空文庫
田楽と称せられるものを、かなりあちらこちら見て歩いたが、要するに、平安朝の末から、鎌倉・室町へかけて、段々内容のふえて来たものゝ、其中の一部分だけを行つて居るので、決して、円陣を作つて、編木を用ゐるものだけが田楽である、などゝは言はれないと思ふ。
— 折口信夫 『田遊び祭りの概念』 青空文庫
呪師系統の田楽は、約束どほりの服装に、編木を持ち、田楽鼓を腰にし、一様に藺笠を頂くのを目標とする事が出来るが、巫女田楽では、既に違ふ。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
編木も簓も知らず、幸若の様な扮装をして出る遠州旧奥山村の田楽には、尚曲芸の形式だけは行ひ、又、他処には忘れられた田楽能――能楽要素を多くとりこんだ――を演じて居る。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
田楽とは言うても、編木を使ふことも、舞ふことも忘れて了ひ、高足をさへ忘れかけて、手に持つて歩くほどのものであつたが、田楽能だけは覚えてゐた。
— 「翁の発生」の終篇 『能楽に於ける「わき」の意義』 青空文庫
いわゆる七乞食とは、猿引・編木師・恵美須・辻乞・乞胸・弦指・盲目で、また八乞食とは、薦僧・鉢坊・絵説・鉦打・舞々・猿牽・山守・渡守を云い、次に六道の者というは、弓造・土器作・石切・筆結・墨師・獅子舞だとあって、みないわゆる長吏弾左衛門支配下の者どもであった。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
作例 · 標準
田楽の踊り手が、編木をシャコシャコと鳴らしながら軽快にステップを踏む。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
編木は、何枚もの薄い木の板を紐で綴った伝統的な打楽器だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
祭りの行列で、編木の独特なリズムが響くと観客から歓声が上がった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview