牧馬
ぼくば
名詞
標準
文例 · 用例
まだ牧馬の馬二十匹ばかりはいるがらな。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
その下に小笹が密生していて、五、六頭の放牧馬が尾を振り振り笹を食っていた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
栗毛と黒馬と葦毛の三頭の馬はV字形の三角形になって、その一団の放牧馬を襲った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
人に慣れていない放牧馬はそれを見て、雲のように四散した。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
そして、彼は黙りつづけながら陽射しのほうに背を向けて、第三厩舎の中央の柱にかけてある長い綱を、放牧馬捕獲用の長い綱を、自分の身体にぐるぐると巻きつけていた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
そこへ義雄が行き合はせたので、朝顏の話から始まつて、北劍が釧路に經營させてある牧場のことや放牧馬のことに移り、それから、義雄の話し出した牧草のことになつた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
道會議員遠藤長之助は、北見のおほ百姓で、多くの小作人を使つて農業を經營するかたはら、牧馬業にも手を出してゐるし、某木材會社にも關係がある。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
遠藤は北見に一大牧馬場を持つてゐる。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫