来意
らいい
名詞
標準
purpose of a visit
文例 · 用例
晩成先生も大分遊歴に慣れて来たので、此処で宿泊謝絶などを食わせられては堪らぬと思うので、ずんずんと来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭かを押付けるように渡してしまった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
晩成先生|聊かたじろいだが、元来正直な君子で仁者敵なしであるから驚くこともない、平然として坐って、来意を手短に述べて、それから此処を教えてくれた遊歴者の噂をした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
これだけの例から見ても、その当代の流行問題とはなんの関係もなくて、物理学の圏外にあるように見える事がらの研究でも、将来意外に重要な第一線の問題への最初の歩みとなり得ないとは限らない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
そうして一日のうちには何度となくヴェランダの前へ来て、ガーガーと来意を告げるのである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
誰何せる門衛に、我は小坪の某なり、約束の時計を得たれば、あえて主公に呈らせんと来意を告げ、応接室に入るに際して、執事は大助を見て三郎に向い、「時計を御拾得の方は貴下ですな。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
玄関に巡査を出迎えて、来意をきいた娘の母親が、血の気の無くなった顔をして隠居部屋に来てみると、細帯一つで寝そべって雑誌を読んでいた娘は、白粉の残った顔を撫でまわしながら蓬々たる頭を擡げた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
晩成先生も大分遊歴に慣れて来たので、此処で宿泊謝絶などを食はせられては堪らぬと思ふので、ずん/\と来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭かを押付けるやうに渡して仕舞つた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
晩成先生聊かたぢろいだが、元来正直な君子で仁者敵無しであるから驚くことも無い、平然として坐つて、来意を手短に述べて、それから此処を教へて呉れた遊歴者の噂をした。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
作例 · 標準
彼の来意を聞くために、秘書が応対した。
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突然の来客だったので、その来意がわからず困惑した。
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面会の前に、相手の来意を把握しておくことが重要だ。
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