にょっきり
にょっきり異読 にょきり
副詞副詞-と
標準
sticking out prominently (usu. something long and thin)
文例 · 用例
微塵棒を縦にして、前歯でへし折って噛りながら、縁台の前へにょっきりと、吹矢が当って出たような福助頭に向う顱巻。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
此のジャケツは、もうすっかり小さくなって、両腕が肘ちかく迄にょっきり出るのです。
— 太宰治 『恥』 青空文庫
町会で敷いた道路の敷石が、一つは角を土からにょっきりと立て、一つは反対にのめり込ませ、でこぼこな醜態に変っているのだ。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
兎に角、首だけが、死体の横ににょっきりと立っていた。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
これではどう見ても化け物屋敷といううわさのたつのは当然なんで、しかも門前ににょっきりと立っている大いちょうなるものが、はなはだまたいけないかっこうをしているのです。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
――思うだにぞっと身の毛のよだつ毒毒しい生蛇が、置き鞍の二枚皮の間から、にょっきりと鎌首を擡げていたのです。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
通れねえじゃねえかッ」 いっしょに見たような顔が、にょっきりと現われましたので、よくよく見定めると、聞いたも道理、見たようなのも道理、声の主、姿の主はだれならぬ、われらのあいきょう男伝六でした。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
といっしょで、果然上張りの一枚下からにょっきりと正体を現わしたものは、画面だけを切り抜いた名画雪舟の一幅でした。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
地面から大根の葉がにょっきり顔を出している。
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彼のポケットからペンがにょっきり飛び出していた。
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山の頂上から一本の木がにょっきり立っている。
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