撃ち込む
うちこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to fire into
文例 · 用例
男兒の十五六歳になりて漸く雄威を生じ、おのづと大望をも起しかける氣象や、押し太鼓の初めは緩く、中は緩からず、終りに急になりて、打逼り/\撃ち込む調子も、皆張る氣のすがたである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
阿蘭陀は当時新教でカソリック教とは新旧の違いこそあれ同じ宗教の為に闘って居る城へ、大砲を撃ち込むのは心苦しかったであろうが、何しろ当時の日本政府の命令だから止むを得ない。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
成る程女の云うように、生きている頃は、一発|銛を撃ち込む度に、余分な賞与にありついていた。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
つゞいて胴へ撃ち込むとは何のことだ。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
)雄之助 貴公はこのごろ大分上達したさうだから、遠慮なしに思ひ切つて撃ち込むぞ。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
千島のやうな正直者は遠慮會釋なしに撃ち込むではないか。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
もし奴らがそこまで上って来て、こっちの窓から我々に向って撃ち込むようになっては、すこぶる面白からん形勢になりますよ。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
抹香鯨の群を発見すると、そのうちの一番大きいのから撃ち殺すのだが、大きいのに銛を撃ち込むと、連れ添う雌鯨だか子供だか知れないけれど、体の小さい五、六頭の鯨がその銛を撃たれた大鯨のまわりへ集まってきて、頭を瀕死の大鯨の上へ乗せ徘徊して立ち去らないのは痛ましい。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
作例 · 標準
例句