蹴出す
けだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to kick out
文例 · 用例
「歩く拍子に紅のはつちと浅黄縮緬の下帯がひらりひらりと見え」とか「肌の雪と白き浴衣の間にちらつく緋縮緬の湯もじを蹴出すうつくしさ」とかは、確かに「いき」の条件に適っているに相違ない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」と大声に喚立つれば、ここの夫人も辟易して、休息所へふいと立つ時、「おっ、臭え、ふわふわ湯具を蹴出すない。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 身悶えして帯を解棄て、毛を掻※り髷を毀せば、鼈甲の櫛、黄金笄、畳に散りて乱るる態、蹴出す白脛裳に絡み、横に僵れて、「ええ、悔しい!
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
お山の草叢から、黄腹、赤背の山鱗どもを、綯交ぜに、三筋の処を走らせ、あの踊りの足許へ、茄子畑から、にょっにょっと、蹴出す白脛へ搦ましょう。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
お京の方が先んじて、ギイと押すと、木戸が向うへ、一歩先陣、蹴出す緋鹿子、揺の糸が、弱腰をしめて雪を開いた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
太夫は長襦袢の裾から墨塗の大きな下駄を蹴出す。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
又暫く間を置いて別の足を蹴出す。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
蹴出す度に赤い裾から白い足の爪先が三四寸見える。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
作例 · 標準
飼い主は、いたずらをする犬を庭へ蹴出した。
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彼は試合中、感情的になってボールをスタンドに蹴出した。
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反抗的な態度を取った生徒は、教室から蹴出された。
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標準
to cut back (on spending)
作例 · 標準
家計が苦しいので、娯楽費を蹴出すことにした。
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不必要な経費を蹴出して、会社の利益を増やさなければならない。
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食費を蹴出すために、自炊を始めた。
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