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緋目高

ひめだか異読 ヒメダカ
名詞
1
標準
himedaka
文例 · 用例
」「それでもやっぱり、私の内さ、兄さん……」 と颯と寂しい影がさしたが、「兄さんが大好きで、そっちの物置の窓から、よく足をぶら下げて屋根を覗いた、石菖鉢の緋目高ね……」 と、唇か、瞼か。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
――手絡にも襟にも微塵もその色のない、ちらりと緋目高のような紅が、夜の霜に山茶花が一片溢れたようにその姿を掠めた。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
娘の時、私の額の疵を、緋目高だと云ったお礼を兼ねてね。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
……ただ遊びじゃあ旅銭旅籠銭の余裕はなし、久ぶりで姉さんの顔は見たし、いい幸に来たんだから、どうせ見世ものなら一人でも多く珍らしがらせに、真新しい処で、鏡の間から顔を出して、緋目高で泳いでれば可いんです。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
」「……モ、七百円もするんですが、うしろにちょっと疵があります、緋目高一|疋ほど。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
鉢の中の藻の間に、糸蚯蚓が沢山いたので、それを食い尽させるために、緋目高を四五匹放ったりした。
豊島与志雄 青空文庫
緋目高鉢のなかの活溌な緋目高よ、赤く焼けた釘でなぜ、そんなに無駄に水に孔を開けるのか。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
炎日わが家の八月の日の午後、庭の盥に子供らの飼ふ緋目高は生湯の水に浮き上がり、琺瑯色の日光に焼釘の頭を並べて呼吸をする。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
作例 · 標準
メダカよりも少し大きめの緋目高が、池で優雅に泳いでいる。
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子供の頃、田んぼで採ってきた緋目高を飼っていたのを思い出す。
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「見て見て、このヒメダカ、すごく元気!」と、息子が水槽を指差した。
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